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宮島地域コミュニティからの日々の活動日記です。


by miyajima-c
平成28年12月8日(木)、宮島学園で中学生(7~9年生)が合同で集い、同月22日(木)に行なう「松明づくり」において重要な技術の一つ「男結び」に係る事前講習を開催しました。

「松明づくり」は、宮島学園PTAの行事とともに、学園と共同で行われる恒例行事の一つです。

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松明づくりは、年々つくり手や指導者など人手が不足している中、毎年技術の習得に苦労している「男結び」。地域コミュニティの熱意から企画されたもので、この度初めての試みです。

講師は、当協議会副会長でもある廿日市市老人クラブ連合会宮島支部みやま会会長 松岡さん。

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最初に、ミニ松明づくりにおける一連の流れについて説明がありました。

「7枚のそぎ(松明の土台となる割竹を巻く薄い板)を沿える間隔や肥松(灯火の具として用いる樹脂の多いマツの割り木)を入れる分量は、目分量で」

経験の感覚を基に説明されるのは、いかにも地域コミュニティらしい相伝方法ですね。

約40名の生徒に囲まれ、講師も最初は少々緊張気味でしたが、徐々に会場にも慣れ、説明も滑らかになりました。

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「男結びの行程は10に分かれます。」
「大事なのは指の使い方。私が縄をつまむ指を、よく見てください。」

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事前に講師からの要望で、全員が見えるよう踏み台と長い竹を用意し、高い位置から見えるよう工夫したのが功を奏し、結び方の実践5回目ぐらいから

「あっ、できた、できた!」という声が周辺から増え始めました。

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クラブ活動等で限られた時間による講習となりましたが、「男結び」を習得した生徒が周りの仲間に教えたり、講習後、男女問わず自発的に生徒が講師のところへ行き質問するなど、「伝統の灯」として関心が高まるとともに相乗効果が得られた機会となりました。

松明づくり当日は、小学生も交えての作業となります。
各々の成長した技術の見せ場です。
今年の締めくくりとして、さらに楽しみです。
# by miyajima-c | 2016-12-21 16:00 | 文化交流部会
平成28年12月10日(土)、宮島杉之浦市民センターで同センター及び廿日市市国際交流協会共催事業として、ひと足早いクリスマスパーティーが開催されました。

もともとは、廿日市市国際交流協会のご尽力により開講した日本語教室がきっかけで、地域にお住まいの外国籍の方々が地域を知るため、まちづくり参加の一環としてイベントを企画し、集った仲間の声が形となりました。

今回は、今年6月に開催した「家庭料理を楽しむ会」が大盛会だったことを機に、第2弾としてフィリピンの家庭料理を持ち寄って、ゲームや歌で交流しながらクリスマスパーティーを楽しもうというもの。

当日までの事前参加申込みが少なく、定員に達するのか心配していましたが、当日は、近隣地域住民の飛び入り参加もあり、最終的には約60名の参加者の中で、会場は大変賑やかな雰囲気に包まれました。

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廿日市市国際交流協会の倉田さん及び日本語教室学習支援ボランティアの福田さんから開会のご挨拶があり、

「たくさんの料理を提供いただき、ご協力いただいた皆様に感謝します。」
「料理の詳細は、直接作られた方々に聞いてみていただき、これを機に交流を図ってください。」

フィリピン人参加者の大半が日本語が分からず、英語よりも母国語であるタガログ語でないとデリケートな表現の会話が難しいため、進行でコミュニケーションをとるのが難しくなったときは、多文化共生相談員の竹下さんの通訳によりフォローしていただきました。

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オードブル形式のテーブルには、ブラックシュガーを使った甘い料理など美味しそうな料理が盛りだくさん。

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「カンパイ!」を皮切りに、取り皿を片手に親子で楽しそうに盛り付けていました。

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フィリピンの方は、お酢を使った料理がお好みだそうで、そのリクエストに応え、福田さんから「ちらしずし」がテーブルに振る舞われました。
このイベントを盛り上げるための「おもてなし」として、温かい愛情を感じました。

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終盤には、市民センター活動クラブ「ギター教室」の方々による生演奏で「きよしこの夜」「ジングルベル」の2曲を、会の締めとして「幸せなら手をたたこう」を皆で歌い、地域の皆さんとのつながりを感じながら閉幕しました。

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「幸せなら手をたたこう」は、地域コミュニティでご活躍の大越さんから「イベントの終わりに絆を深め、元気が出る歌を」と発案されたことで始めたそうです。

参加者にお聞きすると、フィリピンでは、常に家族、近所で集まることが一般的で、日本に来てこんなに集まり楽しんだのは久しぶりだったと嬉しそうに話してくれました。

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日本にもひと昔前の、家族、近所で集まっていたよき時代を思い出しました。
改めて文化交流の尊さを感じます。

当協議会では、これからも地域交流活動の一助になれるよう、参画します。
# by miyajima-c | 2016-12-21 16:00 | 文化交流部会
10月27日(木)、紅葉谷公園一円で宮島さくら・もみじの会 第5回作業が実施されました。

自然と文化に育まれた魅力ある宮島を次の世代に引き継ぐため、地域の多くの人々の参画を得て活動を推進している「宮島さくら・もみじの会」。
宮島地域コミュニティ推進協議会では、世界文化遺産に相応しい宮島の自然及び景観が守れるよう、毎年この活動を支援しています。

午前9時30分には藤の棚公園へ集合し、実施に先立ち、三次会長からご挨拶がありました。

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「近年、温暖化に伴う影響をかなり受け、紅葉時期に変化が生じている中、例年この時期に紅葉谷公園の紅葉を楽しみに約5万人の来島者が訪れています。
今年も引き続き皆様のご協力のもと作業し、多くの方が楽しんで観賞いただけるよう頑張りましょう。
くれぐれもケガがないよう気を付けて作業してください。」

今回はさわやかな秋晴れの中、宮島地区パークボランティアの会、JR西日本からのボランティア参加も加わり、総勢約60人の充実した構成となりました。

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主な作業としては、紅葉谷公園の清掃及び環境整備、枯枝・り病枝、枯木除去を実施。
紅葉谷公園の清掃グループ、周辺にある側溝清掃グループ、枯枝・り病枝、枯木除去グループの3グループによる分業作業です。

平野事務局長自ら作業現場まで移動し、各受け持ちエリアの状況と作業内容の説明を受けて、随時開始。
こまめな運営です。

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宮島地区パークボランティアの会の皆さんは側溝清掃、JR西日本の皆さんは、紅葉谷公園の清掃を手際よく作業されました。

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枯枝・り病枝、枯木除去作業は、経験が必要な作業。この作業はさくら・もみじの会が担当しました。
特に高い場所にある枝の除去作業は、自家製の工具で、いわば庭木の盆栽剪定のような作業を行います。

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「もみじは、さくらよりも生育障害の見極めと維持作業が難しいんです。」
地味ながらも繊細な作業であることを改めて感じました。

作業の締め括りとして、集積ゴミと切除木等の処理運搬を参加者全員で行ないました。
公園地ということもあり、運搬車両の移動範囲が限定されるため、特に大きな枯木をトラックへ積むときは、複数の大人たちでも一苦労です。

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参加者皆さんによる地道な努力の甲斐もあり、予定時間よりも早く、正午過ぎには作業が完了しました。
大変お疲れ様でした。

最後に、参加者全員で記念撮影。

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例年だとこの一帯の紅葉は、11月中旬から下旬にかけてが旬です。
今年の紅葉はどう彩るか、楽しみですね。
# by miyajima-c | 2016-10-28 18:30 | 生活環境部会
10月14日(金)、15日(土)の二日間、今年度3回目のチャレンジ交流事業が実施されました。

チャレンジ交流事業とは、宮島小学校と吉和小学校の3、4年生を対象に、それぞれの地域の伝統文化や人とのふれあいによる体験活動を通じて交流する事業です。

宮島地域コミュニティ推進協議会も、伝統文化の継承活動、地域協働による活動の一環としてこの事業を支援しています。

今回は吉和小学校の子どもたちを宮島に招き、宮島伝統文化の一つ、宮島氏神祭への参加を筆頭に、宮島まち探検、みやじマリンバックヤードツアーなど、通常では体験できない宮島を堪能できる盛りだくさんの交流活動を行いました。

一日目。

吉和小学校の子どもたちは午前中、宮島に到着。宮島小学校で合流後、お迎えする宮島小学校から校長先生のご挨拶、子どもたちの宣言によるチャレンジ交流体験の目標を確認しました。

また、この度お世話になる正木氏神祭実行委員長から「氏神祭」についてお話しいただき、宮島芸能保存会のご協力による指導のもと、一日目の餅つきの際に唄う「餅つき唄」を練習しました。

宮島小学校の子どもたちによるリードが功を奏し、思った以上に早く習得。
楽譜がないのに、音取りがすぐできたのは、指導者とともにスタッフ全員ビックリ!

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お昼の給食を食べてからは、知られざる宮島を歩く「宮島まち探検」の出発です。
雲一つない秋晴れの中、約2時間かけて宮島にある8つの地点を見学しました。

今回一緒に歩き、お話いただいたのは、宮島歴史民俗資料館 ふるさと学習推進員の
舩附さん。
愛情を持った独特の表現で子どもたちに「宮島」について語っていただきました。

見学地点のうち、誓真釣井(せいしんつるい)では、江戸後期の僧・誓真が、水不足にあえぐ宮島島民のため島内10箇所に井戸を掘ったと伝えられていること、道路の改修や宮島名物となった杓子(しゃくし)づくりも手がけたことを知ることができました。

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また大鳥居付近では、「ヘレンケラー灯籠」の由来のお話とともに、干潮のタイミングを機に、御笠浜から干潟まで下りて大鳥居の大きさを間近で体感しました。

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先生、スタッフの面々も「修学旅行で宮島を訪れたのを思い出しますね。懐かしいです。」と、学生時代の記憶と重ね合わせていました。

清盛通りまで戻ると、子どもたちは真っ赤なはっぴに着替え、さぁ、今度は餅つきへの参加です。
町内会の皆さんも、氏神祭のために朝から総出で準備しておられ、清盛通り一帯は、いつにも増して賑やかでした。

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毎年氏神祭では、宮島芸能保存会による三味線の生演奏に合わせ、「餅つき唄」を歌いながら、30臼つくとのこと。老若男女問わず、熱が入ります。

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子どもたちも負けじと、午前中に習った「餅つき唄」を唄いながら、
「ハー、ヤッサイヤッサー」。
ついたお餅は、お店前に特設したテーブルで取り分け、形を整えます。

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餅つきが終了すると、地域の皆さんへのご挨拶をすませ、たち花食堂で少し早目の夕食。氏神祭のときにしか食べられない特別メニューで、つきたてのお餅と松茸の入ったうどんを用意していただきました。

一日中体を動かし、自分たちで魂込めて作った食材で食べるお食事は格別です。
あっという間に、みんなでペロリと完食しました。

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一日目の活動はここで終了。
明日に備え、疲れた体を癒すため、子どもたちは早めに帰途につきました。

二日目。

吉和小学校の子どもたちは、宮島島内の宿泊施設に宿泊しましたが、なかなか寝つけなかった子どももいたとか。
ただ、一日目に引き続き、さわやかな秋晴れが気分を一新させてくれます。

健康観察の後、朝一番、宮島学園から徒歩でみやじマリン(宮島水族館)に向かいました。

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みやじマリンでは、「バックヤードツアー」と称し、3グループに分かれ、水族館スタッフの方々から水族館でのいわゆる裏方のお仕事の解説や、ミヤジマトンボ企画展、可愛いスナメリ、迫力満点のアシカショーなど、たっぷり見学しました。

水族館スタッフの方から「(子どもたちが)あまりに熱心に聞いてくれるので、ついつい予定時間をオーバーしまいました。」と申し訳なさそうに陳謝が。
それよりも価値ある貴重なお話が聞けたのは、逆に感謝、感謝です。

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水族館でお昼のお弁当を食べた後は、桟橋前に移動し、氏神祭のみこし担ぎ。
出発式を行い、「おみこし わっしょい!」の掛け声で島内を練り歩きます。
二日間の体験の中でこれが最後の活動となります。

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途中休憩をはさみながら、力を合わせ、重いおみこしを担いだ子どもたちは、清盛通り、嚴島神社、宝物館前へと移動しました。

この二日間、かなりの距離を歩いたため、終盤には疲れが出た子どもも。
大人でも厳しい行程の中、精一杯声を出し、よく頑張りました。

きょうだい揃っての体験活動が今年で最後のため、我が子たちの頑張る姿を見届けたいと、吉和地域から宮島を訪れた保護者の方もいらしたそうです。

嚴島神社では、みこしを担いだまま、みんなでお参りをしました。
お祓いもしていただき、とても貴重な体験となりました。

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子どもたちにとっては、この活動を通していい思い出をたくさん作ることができたのではないでしょうか。
この体験を糧に、地域の方々による支援への感謝とともに、地域の伝統行事を大切にし、歴史のリレーランナーとして受け継ぎ活動してくれることを願っています。

大人になって、再度宮島に訪れた時、あるスタッフがつぶやいたように「宮島を訪れたのを思い出します。懐かしいです。」と記憶に残っていたら嬉しいな。

今年度のチャレンジ交流事業は、あと一回、冬季に開催します。
吉和地域でお会いしましょう。
# by miyajima-c | 2016-10-28 18:00 | 文化交流部会

たのもさん

9月1日(木)、宮島の紅葉谷公園内にある四宮神社(しのみやじんじゃ)において、「たのもさん」が行われました。

毎年旧暦8月1日の八朔(はっさく)の日に行われる「たのもさん」。

もともとは農作物への感謝の意を表すため、「たのも船」という手製の小舟を対岸にある大野のお稲荷様(五穀の神様)に向けて海に流す行事。

お稲荷様へのお礼の「踊り」をおどるという意味もあったようですが、現在では様々な願いを込めて家族単位や団体などで飾り付けした「たのも船」を流す、南町の民俗行事として今日まで継承されており、平成21年には文化庁長官から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されました。
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八朔とは、別名「田の実の節句」(たのみのせっく)といい、「田の実」を「頼み」にかけ、農民ばかりでなく、武家や公家の間で日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになったといわれています。

宮島学園やコミュニティ推進協議会もこの行事に毎年参加しており、7月20日(水)の夏休み前には、1~4年生で構成された4班により、地域コミュニティの方々に教えていただきながら「たのも船」を作りました。

2学期が始まり再会した仲間とともに、『世界平和』『みんな仲良く』『家内安全』…様々な願いを込めみんなで一生懸命作った船は、この「たのもさん」で海へ流します。

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午後6時から「たのも船」の受付が始まると、地域住民の方々は、紅葉谷の四宮神社に五穀豊穣等を祈願するための「たのも船」を持ち寄ります。

宮島学園の子どもたちと随行の先生方は、いったん学園へ集合した後、午後7時頃に現地へ到着。
事務局は、集合時間に合わせ「たのも船」運搬のお手伝いをさせていただきました。

年々参加者が増え、今年は、約50隻の様々な「たのも船」が提燈に火を灯し、四宮神社周辺に展示されていました。
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午後8時頃になると、「たのも船」と共に宮島学園の子どもたちは祈祷を受け、いよいよ四宮神社から嚴島神社へ移動し、「たのも船」を流しに向かいます。

みんなの願いを込めた「たのも船」は、海へ流す前に再度提燈へ火を灯し、1隻ずつ海へ放たれました。
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4隻の「たのも船」は、提燈から幻想的な光を放ち、帆一杯に夜風を受けながら、波静かなライトアップされた大鳥居へ向かって、ゆらり、ゆらりと静かに流れていきました。

「たのも船」が大鳥居の下をくぐると、その一年は良いことがあると言われています。
そのことを知っている宮島学園の子どもたちは「がんばって!」と応援しながら、ずっと見守っていました。

その昔、対岸にある旧大野町の農家の人や漁師の人たちは、流れ来た「たのも船」を縁起物として田畑の畦に供えていたそうです。
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いつの時代も「感謝の心」を忘れないよう、秋の風物詩としてこの伝統行事を継承していってほしい…

「報恩謝徳は一日にして為らず」です。
# by miyajima-c | 2016-09-08 12:00 | 文化交流部会