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カテゴリ:文化交流部会( 71 )

宮島学園 鎮火祭

鎮火祭は毎年12月31日の大晦日、嚴島神社の御笠浜で行われる江戸時代から続く「火難避け」の神事です。

今年は雨天混じりの朝を迎え、天候が心配されましたが、午後からは解消し、昨年より比較的暖かい日和の中で行われました。

午後6時頃になると、お祭りの参加者が、20~30人で担ぐ大松明から30~50cm程度の手持ちの小松明まで、様々な大きさの松明を持ち、御笠浜一帯に続々と集まって来ます。


嚴島神社祓殿で斎火(いみび)を灯した祭壇を設け、斎主が祝詞を済ませた後、松明に火を移し御笠浜に設けた斎場の大束に火を移します。
その後、大束から大松明に火を点けます。


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御神火を移す模様は、とても神々しく、参加者の方々も息をひそめ、その様子を伺っています。


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宮島学園の生徒たちも、今月22日の終業式に宮島学園で作った大松明を皆で担ぎ、元気よくお祭りに参加。

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斎場の大束から御神火をもらった宮島学園の大松明は、勢い良く燃え上がり、夜空を赤く照らしました。

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嚴島神社入口、石鳥居の間を、男たちが火のついた松明を担いで3往復練り歩きます。
何本もの大松明が行き交う中、火の粉が散り、その姿は迫力満点で猛々しいものでした。

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「たいまつ、ヨイヨイ。たいまつ、ヨイヨイ。」の掛け声をかけながら、宮島学園の子どもたちは力を合わせ最後まで勇壮に担ぎ進み、表参道通りを経由した大松明は、最後に宮島桟橋へ掲げました。

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一方、御神火を点け消火した小松明は家に持ち帰り、神棚にお供えして1年間の火難避けの護符にします。


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今年は、例年以上に国内外で火災による惨事が相次いだ年だったと感じます。
これらの災害から得た教訓は、防災設備や住民の防火意識に「経年劣化」が起こることを忘れてはならないこと。

単なる「対岸の火事」とせず、地域が力を合わせ、命を守る取り組みに繋げなければなりません。


一年の締めくくりとして参加した「鎮火祭」を通じ、2018年は「地域の宝」である子どもたちの燃えたぎる情熱をいつまでも消さず、更に地域の絆を深め、「ワン」ランク上の「ALL 宮島」となることを願っています。


by miyajima-c | 2018-01-01 01:00 | 文化交流部会

宮島踊り練習会

7月24日(月)、7月28日(金)の両日、午後7時から西連集会所で「宮島踊りの夕べ」の練習会が行われました。

宮島芸能保存会主催の「宮島踊りの夕べ」は、毎年8月17日、18日の2日間、嚴島神社大鳥居近くの御笠浜で開催される宮島の伝統行事です。

「宮島踊」は、戦国時代、海難に遭った武将の供養をする念仏踊りとして大鳥居の干潟で踊るようになったのが起源とされており、平成19年、廿日市市無形民俗文化財に指定されています。

当日は中央に組んだやぐらを囲み、『宮島八景』の唄と三味線、太鼓の生演奏に合わせ、その周囲でゆったりとした独特の舞を踊ります。

近年、高齢化などを理由に唄い手や三味線の弾き手、太鼓の打ち手を担う人材育成のため、宮島芸能保存会主催で「宮島踊りの夕べ」事前練習会を数年前から行っています。

喜ばしいことに今回、新たな会員が練習会参加のため、会場に訪れました。


参加されたのは宮島地域で働く若い方々で、踊り手が3名、太鼓の打ち手が1名と、新たな顔ぶれが加わり、練習の雰囲気が一新された感があります。


主催の宮島芸能保存会会長から直々に、緊張をほぐしながら踊りの基本をご指導。
「宮島踊」の由来から、すり足やターンのコツまで、優しく丁寧に伝えられました。

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踊りのテンポは一般的な盆踊りよりゆったりとしたもの。
足は3歩進み1歩戻り、舞楽の手が原型ともいわれる手は、左右交互に上下させます。


新会員の皆さん、初めて踊ったとは思えないほど上達が早く、動作がスムーズとなったのはびっくりです。

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太鼓、三味線、唄の音合わせと共に全体練習を行いました。
間の取り方やタイミングは、太鼓の音がポイントで、「カッ、カッ」(太鼓のふちを叩く音)、「ドン」(太鼓の鼓面を叩く音)と、保存会の方々から常々指導されます。

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今回初めて、新会員の方が打つ太鼓により踊りを合わせたのですが、楽譜だけでは想像以上に難しく、何度も保存会の方々と共にタイミング合わせの練習をしました。

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何度も繰り返し打つ懸命な姿に、絆を深めるとともに保存会の新たな結束力が加わります。
新体制での「宮島踊りの夕べ」は、明日開催されます。

今年は当協議会も設立10周年の年。
専門部会では会員全員が参加し、10周年を華やかに迎えたいとの意見も。

是非、やぐらを囲んで踊りを楽しみましょう!






by miyajima-c | 2017-08-16 18:00 | 文化交流部会

たのも船づくり

平成29年7月19日(水)、宮島学園1階会議室で小学生1~4年生が合同で集い、四宮神社で行われるお祭り、「たのもさん」で使用する「たのも船」をつくりました。

「たのもさん」は、「記録作成等の措置を講ずべき国の無形の民俗文化財」として文化庁長官が選択した貴重な伝統行事。

宮島にいるからこそ学べる、この貴重な伝統行事を次世代に伝えていこうと、毎年、地域コミュニティ、当協議会文化・交流部会員の有志により授業の中で作り方を教えています。

また、宮島学園の先生方も地域とともに「宮島」を学び、宮島のことを一番知っている子どもを育てるために精進されています。

最初に、宮島学園教頭から、本日お手伝いする地域コミュニティ有志スタッフの紹介がありました。


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当協議会文化・交流部会長からは、大まかな作業手順について説明を行いました。
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2時間という限られた時間で完成させるため、船内に乗せる団子人形、装飾用の提灯、船の側面に付ける波模様の飾り、船の名前を大きく描いた帆など、猛暑の中、「たのも船づくり」に臨むにあたって、宮島学園の先生と子どもたちが一体となって準備し、この日を迎えました。

さぁ、作業開始です。

宮島の年中行事は旧暦との兼ね合いが非常に多く、「たのもさん」もその行事のひとつ。
その由来からたのも船の各パーツの意味まで、知れば知るほどとても奥深い民俗行事です。

スタッフからの作業を進めながら行うさりげない解説から、子どもたちは初めて知る感動とともに、作業一つひとつに様々な想いが込められます。

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子どもたちは、4グループに分かれて制作を開始しましたが、各グループ、早々から作業に没頭。
手が木工ボンドでベトベトになりながらも、屋形の屋根作りをしている子どもたち。
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協力しながら帆へ帆桁を貼り付けている子どもたち。
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根気よく小提灯を糸に通している子どもたち。
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折り紙を折ったり、切ったり…様々な装飾づくりに情熱を注いでいる子どもたち。
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今年は、昨年度以上に作業をテキパキとこなすとともに、彩り鮮やかな、宮島の誇りと個性が調和した4隻の船が完成しました。
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みんなで力を合わせて完成させたこの船は、「たのもさん」で祈祷の後に、海へ流します。

今年の「たのもさん」は9月20日(旧暦8月1日)の夜に行われます。
宮島の海をどのように彩るか、当日がとても楽しみです。


by miyajima-c | 2017-08-16 15:00 | 文化交流部会
1月24日(火)、25日(水)の二日間、今年度、第4回目のチャレンジ交流事業が実施されました。

毎年吉和、宮島各地域の小学校3、4年生を対象に全4回実施する通称「チャレンジ」。
今回は2年に1回、冬季に実施する吉和地域での「チャレンジ」ですが、4年生にとってこの仲間では、最後の交流事業となります。


約10日前に襲った大寒波の再来か、朝から強烈な寒波の影響で、平地でも積雪が急増するほどの大雪や厳しい寒さに見舞われました。

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また、気温が低くなっていく時間と雪が降りやすい時間が重なり、吉和地域までの長い道のりには路面凍結するところが続々と。

吹雪く中で宮島の子どもたちが吉和小学校までたどり着けるか心配です。

校内進入路へ安全に入れるようスタッフ全員で懸命に雪かきをしていましたが、ふと吹雪の中から、宮島の子どもたちを乗せたバスの姿が。

久し振りに再会できることを楽しみにしていた吉和小学校の子どもたちも一安心です。

早速、宮島小学校の子どもたちは校舎で合流後、「はじめのつどい」を行い、一日目がスタート。
 
吉和小学校 桐原校長のご挨拶では、
「今日は、宮島小学校のお友達に雪が好きになってもらえるよう、吉和小学校のみんなは、力を合わせておもてなししてください。」

 
と、吉和の子どもたちへお願いされました。

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吉和の子どもたちからは、お迎えの言葉とともに今回の「めあて」(目標)の発表を。
 
★宮島と吉和の地域のよさをみつけよう!
★お互いのよさを見つけて、友だちになろう!
★地域の伝統文化や特色にふれよう!
★自分にできることは自分でし、周りのことを考えて行動しよう!
★お世話になった方々に感謝の気持ちを持とう!
 
最後に、吉和地域でお世話になっている吉岡さんからは、
「吉和の冬を楽しんで帰ってください。」
 
温かい笑顔とともに歓迎のお言葉をいただきました。

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はじめのつどいの後は、給食の時間。
先生の合図とともに、準備開始です。

3回の活動を通して自ら考えて行動できる力を育んできた吉和と宮島小学校の子どもたち。みんなで仲良く協力し、手際よく各班の配膳を行いました。

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メニューは「あわび茸新芽のかきあげ丼」、地元の食材をふんだんに使った「ごじる」、牛乳、そしてデザートはネーブルオレンジでした。

実は、全国学校給食週間の初日と重なっており、期間中はテーマとして、作っていただいた献立の中に広島県が生産量日本一の食品を使っているそうです。
(今日の献立からみんなで見つけました。ヒントは「果物」)
 
吉和小学校、中学校では、自然豊かな地域の特色を生かした食育への取組みが活発で、地元の食材を使っていた今日の給食も、小学校・中学校・給食センター各々の想いとメッセージが込められています。

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午後からは「もみのき森林公園」へ移動し、最初の体験活動、スキー体験とそり遊びを実施しました。

もみのき森林公園へ到着すると、宿泊棟の屋根から大きな氷柱がズラリ。
特に1階の屋根から地面まで達する氷柱は、どこからともなく悲鳴の声が聞こえてくるほどの規模でした。

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スキー体験では、地域から講師として吉岡さんと能島さんをお招きし、吉和、宮島小学校合同で雪とスキーに慣れるための講習から行いました。

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現地は、相変わらずの吹雪。
辺り一面は、見渡す限り、とても柔らかな新雪に覆われていました。
降雪量が推定50cmともなると、ゲレンデ、足場づくりのために行う圧雪作業は想像以上に手強い状況。スタッフもヘトヘトです。

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宮島の子どもたちが反復練習している間に、雪に慣れている吉和の子どもたちは一致団結し、スキー板で圧雪作業に合流。作業で疲れ切ったスタッフを助けてくれました。

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気づいたら、いつの間にか吹雪も止み、あっという間に良質のゲレンデが完成!
真っ白に広がる銀世界での雪遊びは、私たちを開放的にしてくれます。

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「はじめのつどい」で聞いたときは、スキー経験者が3人だけだった宮島の子どもたち。


「最初は少し怖かったけど、一緒に滑ってみると、とっても楽しかった」


吉和の子どもたちが手を引き、宮島の子どもたちが初めて滑る恐怖で不安だった気持ちから、一緒に滑りきった喜びと達成感へと変わり、共感する姿。
 
とても微笑ましく映り、極寒の中、安全確保のために来ていただいた吉和地域の保護者の方も満面の笑みで子どもたちを迎えてくれました。

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おしるこを食べ、冷えた体を温めた後は、もみのき森林公園の岡本さんを講師にお招きし、木工教室でカンテラ(携行用のランプ・油用灯火具)作りを、外では5班に分かれ、バケツを使い、燭台を置く雪の土台作りを行いました。

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なかなか固まらない雪に悪戦苦闘の連続。

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夕飯後には、カンテラに火を灯し、雪灯りを鑑賞しました。
しんと静まり返った中で、ほのかに灯すカンテラの光景は神秘的で、実景というよりも、幻想に近く、まさに光の花園。

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それぞれ願い事をつぶやきながら、眠りにつきました。

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二日目。
広島県で2番目に高い山、冠山の神々しい姿を背景に、空気が澄んだ真っ白に広がる銀世界は、思わずハッと息を呑んでしまいました。

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午前中は、体育館で1万ピースのブロック遊び、班対抗でドッヂビー大会を行いました。

ブロック遊びでは想像力、一方、ドッヂビーは団結力が必要です。

ドッヂビーは、ドッヂ(正しくは「ドッジ」)ボールの「ドッヂ」とフリスビーの「ビー」を合わせた造語で、フライングディスクを用いて行うドッジボール形式のゲーム。

フライングディスクは当たっても痛くないスポンジ製のものですが、コントロールが難しく、隣のコートまでディスクが飛び交っていました。

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しっかり体を動かした後は、お昼ごはんのカレーライス。
列を作り、おかわりする子どもたちも多数。更に体を温めてくれました。

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午後からは、雪像づくりです。
班に分かれて行う、今回最後の体験活動となりました。


午前中の「ブロック遊び」とは違い、解けたり固まったりする冷たい雪をどう形作るか。
想像力や表現力、感性は班によって様々。

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工夫を凝らすため、スコップとバケツを使いながら積んだ雪を削ったり掘ったり…
先生と子どもたちは、作業に夢中で、いつの間にか雪に魅了されていました。

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終了にあたり「さよならのつどい」では、これまでの活動を振り返り、各班の班長から、新たな信頼関係の芽生えや達成感の喜びなどが満ち溢れた、様々な感情を表情に浮かべ発表してくれました。

 
二日間を通じ、宮島の子どもたちにとって、壮大な雪景色は地域ではなかなか見ることができない貴重な自然体験となったのではないでしょうか。
 
準備の合間に吉和小学校内を散策したとき、「吉和小・中学校の1年間」と題した特大カレンダーを見つけました。

日々の出来事について1枚の写真と一言コメントを添えたものですが、一枚一枚に吉和の美しい自然に囲まれた中で、地域の教育力により児童、生徒の日々成長する姿が一目でわかり、地域の温かさが伝わってきます。

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この二日間の活動を通じて受けた、吉和からの温かいおもてなし。
宮島から心からのお礼とともに、新たな1枚としてこのカレンダーに添えたいと思います。


by miyajima-c | 2017-02-14 10:30 | 文化交流部会

宮島学園 鎮火祭

鎮火祭は毎年12月31日の大晦日、嚴島神社の御笠浜で行われる江戸時代から続く「火難避け」の神事です。

午後6時頃になると、お祭りの参加者が、20~30人で担ぐ大松明から30~50cm程度の手持ちの小松明まで、様々な大きさの松明を持って、続々と集まって来ます。

今年は、近年の観光客及び見学者の増加に伴い、衣服へ火が燃え移るなど事故防止のため、小松明の採火場所、進入禁止区域及び見学区域の設定等、安全を期して開催されました。

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嚴島神社祓殿で斎火(いみび)を灯した祭壇を設け、斎主が祝詞を済ませた後、松明に火を移し御笠浜に設けた斎場の大束に火を移します。その後、大束から大松明に火を点けます。

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先日の終業式に宮島学園で作った大松明も、お祭りに参加。

斎場の大束から御神火をもらった宮島学園の大松明は、勢い良く燃え上がり、夜空を赤く照らします。


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嚴島神社入口、石鳥居の間を、男たちが火のついた松明を担いで3往復練り歩きます。
何本もの大松明が行き交う中、火の粉が散り、その姿は迫力満点でした。

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「たいまつ、ヨイヨイ。たいまつ、ヨイヨイ。」の掛け声をかけながら、宮島学園の子どもたちは力を合わせ最後まで勇壮に担ぎ進み、表参道通りを経由した大松明は、最後に宮島桟橋へ掲げました。

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一方、御神火を点け消火した小松明は家に持ち帰り、神棚にお供えして1年間の火難避けの護符にします。

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12月22日に新潟県糸魚川市で起きた大火は、冬場の火事の恐ろしさをまざまざと見せつけられ、年の瀬に焼け出された住民の姿をニュースで見て、心が痛みます。
ただ災難の中、犠牲者が出なかったのは、昼間だったのに加え、住民同士の声の掛け合いという地域のつながりが力を発揮したことは今後の教訓になるかと思います。

そんな中で参加した「鎮火祭」。
一年の締めくくりとともに、2017年は様々な教訓を「とり」入れ、更に絆が深まる素晴らしい年となることを願っています。
by miyajima-c | 2016-12-31 23:30 | 文化交流部会
平成28年12月22日(木)、宮島学園の終業式後、「餅つき」と鎮火祭に向け、当日使用する「松明づくり」を行いました。

「餅つき」と「松明づくり」は、宮島学園PTAの行事として学園と共同で行われる恒例行事。

特に松明づくりは、年々つくり手や指導者など人手が不足しており、コミュニティ推進協議会では文化・交流部会を中心に事業の一環として毎年お手伝いしています。

今年は、朝からあいにくの雨…
更には海からの冷たい強風にあおられ、肌寒い中での開催となってしまいました。

急遽、会場を例年使用する屋外グラウンドからランチルームへ変更し、三味線の生演奏とともに伝統の「餅つき唄」を歌いながら、餅つきを始めました。

餅つき唄、三味線の演奏は、毎年、宮島芸能保存会の皆様によるサポートのもと、宮島学園の子どもたちが中心に行います。

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始めに、PTA会長はじめ役員の方々が杵で餅をこね、形を整えます。
ちっちゃな体で、照れながらも懸命に杵でつく1年生から、上級生のお兄さん、お姉さんに引継ぎます。

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餅つきの間は、三味線による素敵な音色を奏で、学園の参加児童及び生徒みんなが大きな声で伝統の「宮島餅つき唄」を元気いっぱいに歌い続けます。

「ハーヨイナ、ヨイナ」

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宮島幼稚園の園児たちも、餅をこねる姿に興味津々。

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できたてのお餅は炭火で炙り、PTA役員の方々により作っていただいたお手製のうどんに入れ、力うどんにして美味しくいただきました。温かいうどんが体にしみわたります。

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お腹いっぱいになった後は、いよいよ松明づくりの開始です。

学園の子どもたちは、一人ひとつずつ小松明を、地域コミュニティの方々から指導を受けながら作りました。
予め用意した竹に、束ねた7枚のそぎ(松明の土台となる割竹を巻く薄い板)で囲ったものを荒縄でくくり、長さ30cm程の松明に仕上げます。

作業開始に先立ち、当協議会 正木会長からは「鎮火祭」の由来等の説明を織り交ぜ、挨拶をいただきました。

また宮島学園 小松校長からは、
「終業式の際、皆さんに今年の漢字として『輝』を贈りました。様々な場面で頑張る姿から感じたので選びました。これからも輝いて、地域の力となってください。」

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初めて参加する学園の子どもたちは、一連の流れを、地域ボランティアの実演により手順を掴むことから始めました。見る目も真剣です。

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いつも苦労するのが、重要な技術の一つ、荒縄を結ぶ「男結び」という結び方。
今年は、約2週間前に行った男結び事前講習が功を奏し、参加した子どもたちは結び方がすぐ思い出せたようです。

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中には、上級生から下級生へ教える光景も目にし、まさに伝統文化の伝承です。

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地域ボランティアの方々も、下準備作業を利用してこっそり「男結び」を練習し、感覚を思い出していたみたいです。

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昨年以上に地域ボランティアの方々のご指導に多く参加いただいたため、更に行き届いた指導のもと、無事、児童及び生徒全員で完成することができました。

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また、体育館の前では、宮島町商工会青年部の方々がメインで大松明を作りました。
大松明は、長さが約3.3m、直径約30cm。直径は小松明の長さとほぼ同じです。
今年は中学3年生の男子2人とともに大松明の男結びにチャレンジし、力作業に苦戦しながらも協力して作業を進めました。

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最後に学園代表からPTA会長及び地域ボランティアの皆様へのお礼の挨拶がありました。

「ずっと『男結び』が苦手で、作業も消極的だったが、今日初めて、大松明づくりで『男結び』にもチャレンジしました。」

「今年で、学園での松明づくりが最後だと思うと、寂しい気持ちでいっぱいです。」

本音で語ってくれた言葉、敬意と感謝の心が伝わります。

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鎮火祭本番では、小学5年~中学3年の有志がこの大松明を担ぎ、嚴島神社の御笠浜一帯の参道を練り歩きます。
火難避けを祈りつつ、学園の大松明と児童及び生徒たちの小松明に無事に火がともる姿を見届けたいと思います。

大みそかの鎮火祭、それに向けた松明づくり。

子どもたちがこの体験を忘れず、次世代へ地域の伝統行事を大切に受け継ぎ、地域の皆さんとの調和を目指す宮島ならではの姿。
一人ひとりが「宮島の星」として、今年の締めくくりに学園を輝かせてくれました。
by miyajima-c | 2016-12-28 17:15 | 文化交流部会
平成28年12月8日(木)、宮島学園で中学生(7~9年生)が合同で集い、同月22日(木)に行なう「松明づくり」において重要な技術の一つ「男結び」に係る事前講習を開催しました。

「松明づくり」は、宮島学園PTAの行事とともに、学園と共同で行われる恒例行事の一つです。

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松明づくりは、年々つくり手や指導者など人手が不足している中、毎年技術の習得に苦労している「男結び」。地域コミュニティの熱意から企画されたもので、この度初めての試みです。

講師は、当協議会副会長でもある廿日市市老人クラブ連合会宮島支部みやま会会長 松岡さん。

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最初に、ミニ松明づくりにおける一連の流れについて説明がありました。

「7枚のそぎ(松明の土台となる割竹を巻く薄い板)を沿える間隔や肥松(灯火の具として用いる樹脂の多いマツの割り木)を入れる分量は、目分量で」

経験の感覚を基に説明されるのは、いかにも地域コミュニティらしい相伝方法ですね。

約40名の生徒に囲まれ、講師も最初は少々緊張気味でしたが、徐々に会場にも慣れ、説明も滑らかになりました。

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「男結びの行程は10に分かれます。」
「大事なのは指の使い方。私が縄をつまむ指を、よく見てください。」

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事前に講師からの要望で、全員が見えるよう踏み台と長い竹を用意し、高い位置から見えるよう工夫したのが功を奏し、結び方の実践5回目ぐらいから

「あっ、できた、できた!」という声が周辺から増え始めました。

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クラブ活動等で限られた時間による講習となりましたが、「男結び」を習得した生徒が周りの仲間に教えたり、講習後、男女問わず自発的に生徒が講師のところへ行き質問するなど、「伝統の灯」として関心が高まるとともに相乗効果が得られた機会となりました。

松明づくり当日は、小学生も交えての作業となります。
各々の成長した技術の見せ場です。
今年の締めくくりとして、さらに楽しみです。
by miyajima-c | 2016-12-21 16:00 | 文化交流部会
平成28年12月10日(土)、宮島杉之浦市民センターで同センター及び廿日市市国際交流協会共催事業として、ひと足早いクリスマスパーティーが開催されました。

もともとは、廿日市市国際交流協会のご尽力により開講した日本語教室がきっかけで、地域にお住まいの外国籍の方々が地域を知るため、まちづくり参加の一環としてイベントを企画し、集った仲間の声が形となりました。

今回は、今年6月に開催した「家庭料理を楽しむ会」が大盛会だったことを機に、第2弾としてフィリピンの家庭料理を持ち寄って、ゲームや歌で交流しながらクリスマスパーティーを楽しもうというもの。

当日までの事前参加申込みが少なく、定員に達するのか心配していましたが、当日は、近隣地域住民の飛び入り参加もあり、最終的には約60名の参加者の中で、会場は大変賑やかな雰囲気に包まれました。

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廿日市市国際交流協会の倉田さん及び日本語教室学習支援ボランティアの福田さんから開会のご挨拶があり、

「たくさんの料理を提供いただき、ご協力いただいた皆様に感謝します。」
「料理の詳細は、直接作られた方々に聞いてみていただき、これを機に交流を図ってください。」

フィリピン人参加者の大半が日本語が分からず、英語よりも母国語であるタガログ語でないとデリケートな表現の会話が難しいため、進行でコミュニケーションをとるのが難しくなったときは、多文化共生相談員の竹下さんの通訳によりフォローしていただきました。

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オードブル形式のテーブルには、ブラックシュガーを使った甘い料理など美味しそうな料理が盛りだくさん。

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「カンパイ!」を皮切りに、取り皿を片手に親子で楽しそうに盛り付けていました。

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フィリピンの方は、お酢を使った料理がお好みだそうで、そのリクエストに応え、福田さんから「ちらしずし」がテーブルに振る舞われました。
このイベントを盛り上げるための「おもてなし」として、温かい愛情を感じました。

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終盤には、市民センター活動クラブ「ギター教室」の方々による生演奏で「きよしこの夜」「ジングルベル」の2曲を、会の締めとして「幸せなら手をたたこう」を皆で歌い、地域の皆さんとのつながりを感じながら閉幕しました。

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「幸せなら手をたたこう」は、地域コミュニティでご活躍の大越さんから「イベントの終わりに絆を深め、元気が出る歌を」と発案されたことで始めたそうです。

参加者にお聞きすると、フィリピンでは、常に家族、近所で集まることが一般的で、日本に来てこんなに集まり楽しんだのは久しぶりだったと嬉しそうに話してくれました。

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日本にもひと昔前の、家族、近所で集まっていたよき時代を思い出しました。
改めて文化交流の尊さを感じます。

当協議会では、これからも地域交流活動の一助になれるよう、参画します。
by miyajima-c | 2016-12-21 16:00 | 文化交流部会
10月14日(金)、15日(土)の二日間、今年度3回目のチャレンジ交流事業が実施されました。

チャレンジ交流事業とは、宮島小学校と吉和小学校の3、4年生を対象に、それぞれの地域の伝統文化や人とのふれあいによる体験活動を通じて交流する事業です。

宮島地域コミュニティ推進協議会も、伝統文化の継承活動、地域協働による活動の一環としてこの事業を支援しています。

今回は吉和小学校の子どもたちを宮島に招き、宮島伝統文化の一つ、宮島氏神祭への参加を筆頭に、宮島まち探検、みやじマリンバックヤードツアーなど、通常では体験できない宮島を堪能できる盛りだくさんの交流活動を行いました。

一日目。

吉和小学校の子どもたちは午前中、宮島に到着。宮島小学校で合流後、お迎えする宮島小学校から校長先生のご挨拶、子どもたちの宣言によるチャレンジ交流体験の目標を確認しました。

また、この度お世話になる正木氏神祭実行委員長から「氏神祭」についてお話しいただき、宮島芸能保存会のご協力による指導のもと、一日目の餅つきの際に唄う「餅つき唄」を練習しました。

宮島小学校の子どもたちによるリードが功を奏し、思った以上に早く習得。
楽譜がないのに、音取りがすぐできたのは、指導者とともにスタッフ全員ビックリ!

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お昼の給食を食べてからは、知られざる宮島を歩く「宮島まち探検」の出発です。
雲一つない秋晴れの中、約2時間かけて宮島にある8つの地点を見学しました。

今回一緒に歩き、お話いただいたのは、宮島歴史民俗資料館 ふるさと学習推進員の
舩附さん。
愛情を持った独特の表現で子どもたちに「宮島」について語っていただきました。

見学地点のうち、誓真釣井(せいしんつるい)では、江戸後期の僧・誓真が、水不足にあえぐ宮島島民のため島内10箇所に井戸を掘ったと伝えられていること、道路の改修や宮島名物となった杓子(しゃくし)づくりも手がけたことを知ることができました。

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また大鳥居付近では、「ヘレンケラー灯籠」の由来のお話とともに、干潮のタイミングを機に、御笠浜から干潟まで下りて大鳥居の大きさを間近で体感しました。

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先生、スタッフの面々も「修学旅行で宮島を訪れたのを思い出しますね。懐かしいです。」と、学生時代の記憶と重ね合わせていました。

清盛通りまで戻ると、子どもたちは真っ赤なはっぴに着替え、さぁ、今度は餅つきへの参加です。
町内会の皆さんも、氏神祭のために朝から総出で準備しておられ、清盛通り一帯は、いつにも増して賑やかでした。

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毎年氏神祭では、宮島芸能保存会による三味線の生演奏に合わせ、「餅つき唄」を歌いながら、30臼つくとのこと。老若男女問わず、熱が入ります。

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子どもたちも負けじと、午前中に習った「餅つき唄」を唄いながら、
「ハー、ヤッサイヤッサー」。
ついたお餅は、お店前に特設したテーブルで取り分け、形を整えます。

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餅つきが終了すると、地域の皆さんへのご挨拶をすませ、たち花食堂で少し早目の夕食。氏神祭のときにしか食べられない特別メニューで、つきたてのお餅と松茸の入ったうどんを用意していただきました。

一日中体を動かし、自分たちで魂込めて作った食材で食べるお食事は格別です。
あっという間に、みんなでペロリと完食しました。

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一日目の活動はここで終了。
明日に備え、疲れた体を癒すため、子どもたちは早めに帰途につきました。

二日目。

吉和小学校の子どもたちは、宮島島内の宿泊施設に宿泊しましたが、なかなか寝つけなかった子どももいたとか。
ただ、一日目に引き続き、さわやかな秋晴れが気分を一新させてくれます。

健康観察の後、朝一番、宮島学園から徒歩でみやじマリン(宮島水族館)に向かいました。

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みやじマリンでは、「バックヤードツアー」と称し、3グループに分かれ、水族館スタッフの方々から水族館でのいわゆる裏方のお仕事の解説や、ミヤジマトンボ企画展、可愛いスナメリ、迫力満点のアシカショーなど、たっぷり見学しました。

水族館スタッフの方から「(子どもたちが)あまりに熱心に聞いてくれるので、ついつい予定時間をオーバーしまいました。」と申し訳なさそうに陳謝が。
それよりも価値ある貴重なお話が聞けたのは、逆に感謝、感謝です。

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水族館でお昼のお弁当を食べた後は、桟橋前に移動し、氏神祭のみこし担ぎ。
出発式を行い、「おみこし わっしょい!」の掛け声で島内を練り歩きます。
二日間の体験の中でこれが最後の活動となります。

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途中休憩をはさみながら、力を合わせ、重いおみこしを担いだ子どもたちは、清盛通り、嚴島神社、宝物館前へと移動しました。

この二日間、かなりの距離を歩いたため、終盤には疲れが出た子どもも。
大人でも厳しい行程の中、精一杯声を出し、よく頑張りました。

きょうだい揃っての体験活動が今年で最後のため、我が子たちの頑張る姿を見届けたいと、吉和地域から宮島を訪れた保護者の方もいらしたそうです。

嚴島神社では、みこしを担いだまま、みんなでお参りをしました。
お祓いもしていただき、とても貴重な体験となりました。

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子どもたちにとっては、この活動を通していい思い出をたくさん作ることができたのではないでしょうか。
この体験を糧に、地域の方々による支援への感謝とともに、地域の伝統行事を大切にし、歴史のリレーランナーとして受け継ぎ活動してくれることを願っています。

大人になって、再度宮島に訪れた時、あるスタッフがつぶやいたように「宮島を訪れたのを思い出します。懐かしいです。」と記憶に残っていたら嬉しいな。

今年度のチャレンジ交流事業は、あと一回、冬季に開催します。
吉和地域でお会いしましょう。
by miyajima-c | 2016-10-28 18:00 | 文化交流部会

たのもさん

9月1日(木)、宮島の紅葉谷公園内にある四宮神社(しのみやじんじゃ)において、「たのもさん」が行われました。

毎年旧暦8月1日の八朔(はっさく)の日に行われる「たのもさん」。

もともとは農作物への感謝の意を表すため、「たのも船」という手製の小舟を対岸にある大野のお稲荷様(五穀の神様)に向けて海に流す行事。

お稲荷様へのお礼の「踊り」をおどるという意味もあったようですが、現在では様々な願いを込めて家族単位や団体などで飾り付けした「たのも船」を流す、南町の民俗行事として今日まで継承されており、平成21年には文化庁長官から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されました。
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八朔とは、別名「田の実の節句」(たのみのせっく)といい、「田の実」を「頼み」にかけ、農民ばかりでなく、武家や公家の間で日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになったといわれています。

宮島学園やコミュニティ推進協議会もこの行事に毎年参加しており、7月20日(水)の夏休み前には、1~4年生で構成された4班により、地域コミュニティの方々に教えていただきながら「たのも船」を作りました。

2学期が始まり再会した仲間とともに、『世界平和』『みんな仲良く』『家内安全』…様々な願いを込めみんなで一生懸命作った船は、この「たのもさん」で海へ流します。

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午後6時から「たのも船」の受付が始まると、地域住民の方々は、紅葉谷の四宮神社に五穀豊穣等を祈願するための「たのも船」を持ち寄ります。

宮島学園の子どもたちと随行の先生方は、いったん学園へ集合した後、午後7時頃に現地へ到着。
事務局は、集合時間に合わせ「たのも船」運搬のお手伝いをさせていただきました。

年々参加者が増え、今年は、約50隻の様々な「たのも船」が提燈に火を灯し、四宮神社周辺に展示されていました。
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午後8時頃になると、「たのも船」と共に宮島学園の子どもたちは祈祷を受け、いよいよ四宮神社から嚴島神社へ移動し、「たのも船」を流しに向かいます。

みんなの願いを込めた「たのも船」は、海へ流す前に再度提燈へ火を灯し、1隻ずつ海へ放たれました。
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4隻の「たのも船」は、提燈から幻想的な光を放ち、帆一杯に夜風を受けながら、波静かなライトアップされた大鳥居へ向かって、ゆらり、ゆらりと静かに流れていきました。

「たのも船」が大鳥居の下をくぐると、その一年は良いことがあると言われています。
そのことを知っている宮島学園の子どもたちは「がんばって!」と応援しながら、ずっと見守っていました。

その昔、対岸にある旧大野町の農家の人や漁師の人たちは、流れ来た「たのも船」を縁起物として田畑の畦に供えていたそうです。
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いつの時代も「感謝の心」を忘れないよう、秋の風物詩としてこの伝統行事を継承していってほしい…

「報恩謝徳は一日にして為らず」です。
by miyajima-c | 2016-09-08 12:00 | 文化交流部会