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「宮島のサル・シカ・イノシシの現状について」の講演会を開催しました

2月25日(木)14:00~宮島市民センター3階研修室にて、宮島地域コミュニティ推進協議会 生活・環境部会主催「宮島のサル・シカ・イノシシの現状」についての講演会を開催しました。

宮島地域コミュニティ推進協議会の中で、生活・環境部会では、『美しい宮島』『環境にやさしい宮島』を具現化していくための活動を行っています。
部会の事業の一つとして、有識者による講演会を毎年実施しており、今年度は島内の有害鳥獣について話を聞きたいとの要望が出たため、この度の開催となりました。

講師として、サルについては宮島ロープウエー営業所の菊間さんに、
シカとイノシシについては一般財団法人 広島県環境保健協会の井原さんに、
出没状況や頭数、現状と対策など、宮島に住む住民向けのお話をそれぞれ講演していただきました。
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先ず、サルについては、昭和37年に研究と観光の目的で香川県小豆島からニホンザル47頭を宮島へ連れてきたこと。
頭数が増え猿害が多発したため、平成20年ごろから捕獲作業を開始し、愛知県犬山市の日本モンキーセンター附属世界サル類動物園に移したこと。
現在被害を及ぼしているサルはその残党で、警戒心が強く捕獲が非常に難しいこと。
捕獲のためには、地道な餌付けを行い警戒心を解くための時間が必要であること、など。
宮島のニホンザルについて、正しい経緯や現状を知る貴重な機会となりました。

シカについては、生態や特徴、宮島におけるモニタリング調査、個体数の変化などを、スライドを使って分かり易くお話いただきました。
また、餌やりが原因で起こるシカへの影響、餌やりによるシカの個体数増加が起因した植生被害などを挙げ、保護管理の観点から餌やり禁止を徹底することが大切であると説明していただきました。

イノシシについては、植生や出現状況、捕獲頭数などの情報を共有しました。
どのお話も、宮島の環境についての考えが深まる良い機会になったと思います。

警戒心が強いサルや、シカへの餌やり問題、イノシシの増加など、一筋縄では行かない難しいテーマではありますが、これからも自然や環境に配慮し、世界遺産に相応しい宮島を守っていかなくてはならないと強く感じました。
今後も引き続き、島全体でサル・シカ・イノシシに対する正しい共通の認識を持ち、意識啓発に繋げていくことが出来ればと思います。
by miyajima-c | 2016-02-25 16:26